大宮部屋ブログ

VR大好き大宮部屋です

爪について語っちゃおうかな~

VRCだとネイルもおてがる


タイトルとサムネは釣りです。ごめんなさい。
大宮部屋の大宮です。お世話になっております。

爪って剥がれるよね

古今東西、歴史の上でも漫画などでも爪を剥ぐ拷問というものはなかなかに痛ましく描写されているものですが、私もよく足の爪を剥ぐ機会がございます。
別段自分で自分を拷問しているわけではなくて、単に怪我としてですが。

わりと最近になって知ったのですが、怪我で爪が浮いて剥がれちゃうのと、健康な生爪を無理矢理剥ぐのとでは、後者の方がはるかに痛いらしいですね。まあそりゃそうか。

さて私の爪剥ぎパターン(というか、大抵の人々にとっての怪我による爪剥ぎパターン)なのですが

・フルマラソンでダメージが蓄積した
・スパルタンレースのwallを登ろうとしてぶつけた
・ぼーっとしていて机の脚にぶつけた
・段差や階段でつまづいた
・サンダルを履こうとして引っかけた

上記のような理由で、まず爪とその下の皮膚の間に血腫(血だまり)ができます。

血腫よりも上にある旧来の爪は浮き上がり、古い爪として一部くっついた状態を経た後、何かの機会にベリッ(もしくはポロッ)という形で剥がれ、血腫の下から生えていた新しい爪に置き換わります。

親指でおおむね半年、ほかの指では2~3ヶ月が周期でしょうか。
フルマラソンを年に2回走る私としては、もはや見慣れた光景になっており
「痛かったし、剥がれるときちょっと痛いけどまあいいか」
程度で済ませることが多くなってきました。

様相の違う爪が現れた

ところがです。昨年11月3日のぐんまマラソンで傷めた右足人差し指は、どうも様相が違いました。
同時に親指も傷めているので、まあセットで治るだろうと高をくくっていたのですが、親指の旧爪が剥がれても、人差し指の方は剥がれないどころか、血腫が膨らんでいく。いや、爪全体の厚みが増えていくのです。
断面を見ると新しい爪が大底に生えておらず、ミルフィーユ状に爪が重なっているのが見えます。そう、血腫よりも上に爪が生えていたのです。これではなかなか治らない。

とはいえ激痛というわけでもないので、3月の静岡マラソンもこの状態で走っていたのですが、やっぱり治る気配がない。

皮膚科から外科へ

4月には隣の指にできものができて皮膚科に行った際に相談をして
「じゃあこれも念のため爪水虫じゃないか検査しましょう」
→「爪水虫じゃなかったから心配しなくて大丈夫です。そのうち剥がれます」
という返答を得て、うーん、時間はかかるけどやっぱりそんなものなのかと思いました。
しかし、7月に至っても血だまりミルフィーユは治る気配がない。

そんなときに気がついたのです。
6月以降、ジョギングの頻度を増やしていたら右膝を軽く傷めたんですね。主因はオーバーワークかなとは思っているのですけど、もしや爪をかばうあまり、右の重心が後ろに下がっていたのではとも。
激痛がないから庇っている意識がなかっただけで。

ちょっとこれは真剣にかかりつけに相談です。かかりつけは外科を標榜しているけど専門は放射線科医で、内科も診てくれる地域のなんでもおじいちゃんお医者さん。
いや、さっさと相談すればよかった。

清潔なニッパーみたいなので、このミルフィーユ爪の上から順にポロポロ剥いでくれて、中途半端に刺さり込んでる爪とかも剥いで、一番下までとはいかないまでも固まった血腫を露出させるところまでは剥いだり削ったりしてくれました。
いやあ、先生なかなか大変そうにしながら器用にやってくれましたよ。もう70はいってそうなのに、お医者さんの手先の器用さというのはほんとにすごい。

ちなみに、施術されている当の私は全然痛くない。
「これ相当痛かったんじゃないの?」と言われたのですが「え、いやぁ…?」と言えるぐらい怪我したときも痛くなかったんですよね。だからこそ措置が遅れたのかも。

だいぶ削ってくれたので、これで今のこっている血腫よりも下に新しい爪が来てくれれば勝ちです。

いやしかし、あのお若い皮膚科医は何をもってこの爪を平気平気とみなしたのだろう。
大げさに痛がってみせればよかったのだろうか。
外科と皮膚科の差なのか、医師としての経験の差なのか。

歩行、走行の感覚が違う

診療所を出てすぐに感じました。なんか重心が違う。
翌日のジョギングでも、久しぶりに指の腹がソックスの滑り止め越しにインソールを軽く掴む感覚が戻ってきていて、なるほどそうかと。こいつがここのところの走行フォーム崩れの原因の一つだったのかと。いやもちろんオーバーワークの可能性も高いのだけども。

いやはや、なかなかわからんものです。人体は繊細だ。
膝の状態はだいぶ戻ってきたので、そろそろ心肺追い込む練習がしたくてたまらないところ。

静岡マラソン2026が最高だった話

お世話になっております。大宮部屋の大宮です。

静岡マラソン2026に参加しました。本大会は前泊しないと厳しいとはいえ、車での遠征圏内、評判の良さや時期の良さなどもあり、一昨年昨年のかすみがうらの代替(あといつも落選する東京マラソンの代替)としてエントリーです。

まずは結果からドン!

まさかここまでいけるとは

さすがの高速コースということもあり、これまでのPB(ちばアクアライン2024)の4時間23分42秒を17分4秒更新してぶっちぎりのベストとなりました。

いやあ、前々からガーミン君からは「おまえ絶対4時間そこらでフル走れるって!」みたいな評価が出てたのですけど、まあそこは実際にタイムが出てみないと。

ポジティブな要素、ネガティブな要素洗い出しながらふり返ります。

冬の過ごし方

「つらくない巡航速度」の向上

ぐんまマラソンの後、インターバル走を多めに練習に取り入れました。
このあたり、ジョグやペース走の時に少しは実感があったものの、確実に効果を覚えたのは1月18日の東京赤羽ハーフの時だったように思えます。

疲労はちゃんと抜く

ハーフ3回というスケジュールもあり、慢性的な怪我とかやらかすと厄介だし楽しくもならないので、合間での疲労抜きはきっちりやりました。
ロング走(30km)は1回だけしかできなかったのだけど、まあこれは夏場の夜明け前なんかでもできることだし。

大きなブランクを作らない

冬は全体的に全てがしんどいのですけど、走ることはやめなかった。


前日まで

予習

公式の地図で予習するほか、ずんだもん動画を出してくれてる「旅ラン」さんの動画で予習ができました。すごく助かるし、行ったことのない大会の動画も楽しめてお得。


www.youtube.com

宿

静岡近辺はどこも満杯。カプセルもだめ。
そんな中、三島のビジネスホテルが1部屋だけ空いていたので滑り込みで予約を決めました。このご時世で奇跡的に安い。何かあるのかもと思ったけど、まあいいやの精神で。
三島から静岡は電車で60分かかってしまうので、当日朝は興津まで車で移動して、走り終わった後の負担を極力少なくする作戦にしました。

天気

予報では前日(7日)雨だったのですが、早朝時点でもう上がっていました。
7日は気温が上がり、本番の8日は晴れても気温が上がらない予報。理想的です。

西伊豆観光

あちこち歩き回る観光はあまりよろしくないと思い、全て車でアクセス可能な場所へ。
天城越えがエンドレスで流れてる浄蓮の滝へ行ったのですが、滝壺前まで行くには石段を200段降りないといけないらしく、泣く泣く諦めました。普段なら余裕だけど、翌日のフルマラソンを控えてこれはよくない。
その後に行った展望台は駐車場すぐで、駿河湾越しの富士山がよく見えて非常によかった。

絶景
カーボローディング

これは大成功でした。イトーヨーカドーで「こんなに食べるかぁ?」と思えるほどの弁当やおにぎりを買ったのですけど、翌朝分を残してしっかり食べられました。

睡眠

8時20分号砲で荷物預けの時間など考えると3時起きがベストと考えたため、18時就寝にしました。
9時間眠って、12時間以上経ってからのスタートならば睡眠薬の影響も残らないので大丈夫。普段は入眠に苦労するところなのですが、ホテルのベッドは寝心地も良くあっさり就寝。ここまでは理想的です。
そしてアラームが鳴る前にすっきり起床。時刻は21時。21時!?
体の疲れとかすっきりとれてるのに3時間しか寝てない? どういうことだ?

普段は入眠困難だけで、早朝覚醒も中途覚醒もしないタイプなのですけど、この日に限っては中途覚醒で再入眠ができないという謎現象に見舞われました。
遮光カーテンを閉め忘れていたんですね。で、夜になるとホテル隣の店舗の看板から光が差し込んでくるという。起きてしまったのはこれのせいかも。

再入眠できないまま23時頃までどうするどうすると悩み、結局頓服で眠剤を追加投入です。24時には再就寝できて予定通り3時起床。
眠気の残りはないのだけど、代謝には不安を抱えたままの朝となりました。

当日朝

途中苦労したものの排泄はどうにかうまくいって、移動も滞りなく。
駿府城公園は広く、スタッフも非常に多く、迷ってもすぐに教えてくれて本当に助かりました。トイレも混んでなかった。

駿府城公園

12000人ぐらい参加してスタートブロックは7つあるのだけどウエーブスタートはなし。スタートロスを頭に入れての時計運用になります。
待っている間は寒さに備えて透明な45リットル袋をポンチョ風に改造したものを被っていました。袖を付けたのも正解だった。

スタート、そして試練

ここで今回のレース最大の試練が来ました。
整列したのが早すぎたんですよね。整列前に排尿したのはいいけど、整列中のスタート少し前の時点でまた尿意がやってきました。
体感からして、再吸収したらダメなタイプの尿意です。昨晩飲んだ薬の代謝物(毒)が含まれてるやつだ。
今になって思えばスタッフに言って列を抜けてトイレに行って、最後尾スタートすればよかったのかもしれないのですが、結局そのままスタートして、4km地点付近のトイレに並んで3~4分(1分程度は休憩と見なせるから純粋なロスは2~3分)止まることになりました。
2km地点付近の小規模店舗さんもマラソンに協力してくれていて「トイレあります~! でも混んでます~!」なんて案内してくれて、本当にありがたいと思いました(ここにも一度並んだけど、列とキャパを見てすぐ離脱した)

従来の、11km地点付近までをキロ6分10~15秒程度に抑えてそこから上げていくというプランが崩壊です。
トイレから出たらサブ4.5ペーサー(6分23秒ペース)の集団にも抜かれ、後ろから来た初マラソンっぽい感じの集団の混雑に飲まれました。

中盤まで(中間点から安倍川へ)

混雑でぶつかりそうだったり速度がうまく調整できなくてまずいなと思ったので、ペースを上げて、どうにか11km地点で4.5のペーサーを抜き、そこから5分30秒ぐらいの巡航に入りました。
スタートロスの5分強とトイレストップのせいで最初の5kmは40分かかってるのだけど、その先は5kmラップが27分台。私の地力からしてこれは後半落ちる。ポジティブスプリットになってしまう。ペースを落とすかどうか迷いどころです。
安倍川堤防に出てからは風は弱い向かい風だったのですが、下り基調もあいまって自然とペースは5分30秒程度の巡航に。
もしかしてこのまま淡々とイーブンで走れる? 終盤に脚残るかも?
中間点のタイムはネットで2時間3分台。トイレロスを除くと2時間! やっぱり速い。これは危うい、けどもうここから落とす理由はない。粘るしかない。

それはそれとして、楽しみにしていたエイドです。安倍川もちですよ。めちゃくちゃ美味しいね。本場だからという理由よりも、20km以上走っている最中だから美味しいんだよね。
エイドの構造も良くて、カーブでの誘導も分かりやすくて本当に良い大会です。
沿道からだけじゃなくて、エイドの人たちからの応援もあたたかくて助かりました。

後半(国道150号いちごロード)

安倍川を再度渡って海沿いのバイパスへ。昔カブで旅行してた時に気持ちよく走った場所です。ここを自分の脚で走ることになるとは全く想像しなかった。
晴天で景色は最高に良く、右を見れば昨日行った伊豆半島を奥に望む駿河湾。左を見れば富士山。これは元気が出る。

ここからのエイドでは安倍川もちに加えていちごももらえるところがあり、全部とりました。甘くて瑞々しくて美味しいんだこれが。
27km近辺でぶち込んだカフェインジェルで疲労を麻痺させながら淡々と走ります。5分30秒はまだいけてる、いけてると思いきや、じわじわと落ちてきました。

高架でどこかを超えるとき、道路にかなりバンクがついていて体の片側に負担がかかるのがきつかった覚えがあります。

このあたりから、右腿の裏の筋肉が「裏切っちゃおうかなぁ」なんて言ってきます。おのれ。
とはいえダッシュしているわけではないのです。特に根拠はないけど、大丈夫だからと頑張ります。

ペースはじりじり落ちていくけど5分40秒~50秒はどうにか保てています。このままならおそらく当初の目標たる4時間13分12秒(平均キロ6分)はいけるでしょう。あとはどこまで4時間に近づけるか。

34km地点から36km地点は、35km地点で折り返すスライド区間になります。
ここの入りの時に道路の反対側で応援している人から「サブ4だよ! サブ4決めるよ!」という声が聞こえてきました。4時間ペーサーも見えました。時刻は11時45分。
ええとつまり、2km先を走ってる人は残り35分でグロス4時間。
うーん、追いつくのは無理。というか、スタートロス分の5分30秒を足してもこれは無理かあ。仕方ない。
でもあれはいいなあ。うらやましい。ひりつく展開だねえ。私も次はあっち側にいたいものです。

終盤~ゴール

折り返してラスト、ゴールの清水駅へ向かいます。
風はおおむね追い風だったものの、市街地に入ると細かいアップダウンが脚を襲います。つまづいてこけそうになる人とかも居て、やっぱりフルマラソンは大変だ。
心肺的にはともかく、筋肉的にロングスパートするだけの体力は残っていなかったのですが、同じぐらいのペースで走っていたおじさんから声をかけられ、しばし雑談しながら併走しました。だいぶ気力面で助けられました。

先方はすでに筋肉に裏切られている状態で走っていたらしいです。なるほど本来はもっと速く走れるのだけど、脚をひどくやってしまうとだめだからゆっくり走って会話する余裕があるのね。
私ももう自己ベスト確定してるし、サブ4は無理だし、怪我しても仕方が無いので、体がいける限り淡々と頑張ってゴールしました。

ポジティブスプリットではあるけど大失速でもなく。あとトイレロス顕著。
ガーミン記録。スタートロス大きくて43km以上走ってる。
帰り

ゴール地点からそのまま、チップ返却やら参加賞受け取りやらの諸々の導線が見事で、あっという間に清水駅のプラットフォームです。凄すぎるんですけどこれ。
私は途中でよろけてこけそうになったけど。

帰りは目論見通りみんなと反対方向の列車、そしてすぐに車へ。
東名上りの混雑を避けて一気に厚木まで走ってしまおうか迷ったのだけど、心身の回復を優先して富士市内で食事と温泉を済ませました。
結果、通常の交通集中ではないものの、事故渋滞に巻き込まれてだいぶしんどい目に遭いました。こういうこともある。

ノロノロ進む渋滞中に隣車線にいたMT車(シルビア)のにーちゃんがずっとぶおんぶおん言わせてた。側面にゼッケン貼ってたので「おお、君もレース帰りか」とちょっと親近感が湧きました。

レースをふり返って

8時20分スタートという暑さを避ける設定。コースの楽しさ。誘導や運営のスムーズさや丁寧さ。エイドの配置。ペーサーの配置。街の人の協力。ラップタイムやネットタイムの計測。何をとっても最高の大会。そして当日の完璧な天候。これは自己ベストの人が続出して当然かなと思えました。

外的要因によるロスは完全にゼロ。
内的要因については色々あるけど、トイレロスについては早めの排出が正解だったはずなので、あれも致し方ないかなと思えた。
見えやすい形で成果が出たので、ランニングへのモチベーションもまだまだ保てそうです。

夏の過ごし方

痩せる

当たり前ですがマラソンは体重軽い方が有利です。病的な痩せ方とかしてないかぎり。
昨年夏は事情によるブランクで太っていたのですが、普通の生活に戻すだけで一応ある程度は落ちました。
ある程度よりもさらに痩せるためには、体質の問題に取り組まなければ。
元々の低体温や持病の薬の副作用や、あるいは内分泌系の問題や、筋トレで基礎代謝上げようにも筋肉痛が抑うつ症状に変わる謎現象やら、そういった医学的要因をなるべく早く潰していきたい。
今月末から立て続けに、人間ドック、脳ドック、甲状腺エコーなどを受診予定です。

練習の継続

夏なので暑さに適応して、やることは今後も変わらないかなあと。怪我には気をつけよう。

次回

さて、次のフルは11月のぐんまマラソン(2度目)を検討しています。
半年以上先なので、何か刺激がほしいところではあるのですが、例えば早朝にロング走して自分の走力確かめるとか、そんなところかなあ。

今冬のハーフ3本をふり返ります

大宮部屋の大宮です。お世話になっております。

2025年は2月から8月にかけて事情により大きめのブランクを作ってしまったにもかかわらず、当時からテンションはわりと変な感じだったので、今シーズンはフル2本・ハーフ3本の合計5レースに申し込みました。

11月3日のぐんまマラソンは記事化済ですので、その後から今日までのハーフ3回について書きたいと思います。

第45回 群馬サファリ富岡マラソン

この大会は2年前に私が初めて市民ランナーとして出たレースです。当時は10kmの部だったのですが、コースが楽しかったのもあり「次はハーフで帰ってくる!」との決意を満たした形になりました。
1年前は関西の三田遠征だったので富岡出られなかったのです。

さて今回は私の影響で走り始めた知人Kさんのハーフデビュー戦。10km走は3月に一緒に走ってるし、他のレースにも10kmの部には出てる人なのだけど、ハーフはやはり性質が違います。
当日はだいぶ緊張していたようで、色々と聞かれます。なんなら普段からやたらと色々聞かれます。当方も素人なのであまり責任のあることは言えません。怪我しないようにしましょうとか無理しないようにしましょうとか、痛ければ休んで少し長引いてるなら整形外科に行きましょうとか、足に合ったシューズ履きましょうとか、そんぐらい。
だってねえ、我らファンランの市民ランナー、自分の体や『今の自分の体(どの程度どこの筋肉が足りてるとか足りてないとか!)』に合った走りなんて、個人差大きくて当たり前ですからね。
なんならもっともっと速い人ですらめっちゃ変な走り方してたりする。

さて、サファリパークの駐車場から送迎バスで会場へ。前日の雨は上がって、路面はウェットながら当日は降水なし。でも寒い!
寒いけど! なんと! 更衣室に暖房が効いてました! ありがとう富岡! 暖房最高! スタートまで寒気をどうやり過ごそうか本当に心配だったんです。

参加者が少ないのでスタートロスはわずか7秒。道も本当に最初のところ以外は混むことなく、スムーズな滑り出しでした。
私はいつも通り、序盤に心拍を上げすぎたくないのでゆっくり目に入って、台地の上に上がるまではぐっと抑える作戦です。

イーブンペースが合ってる人や、いけるところまで飛ばすみたいな人も多いので、他の人の作戦にけちをつける気は全くないのですけど

「いま先に行ってる人たち、この人たちのうち少なくとも半分以上を後半でまくる!」

という気持ちで、いま抑えて走る自分を肯定し、後半が苦しい時間ではなく楽しい時間に変わるよう、自己暗示に使わせてもらっています。

今回のコースは、2年前に経験した10km走とコースが一部重複していることもあって、記憶を頼りに作戦を組んだのですが、6~9km地点あたりの徐々に斜度が上がっていく登り坂、ここがつらいはずだと思っていたゾーンが意外と大したことなくて、記憶のせいで抑えすぎてしまった感がありました。
2年の間に自分の走りが強くなってたということですねこれは。

走っている最中ものすごく寒くて、強風こそなかったものの、山間の住宅地に冷気がひんやりと溜まっている感じでした。暑いよりはマシとはいえ、これはこれで堪えます。ネックウォーマーは大正解でした。
10km過ぎから飛ばし始めて、14km地点でKさんに追いつきました。正直、もっと早く追いつくと思っていたので、凄いなと思う。

抜くときに声をかけたら「バテました」と返ってきました。うん、わかる。ここアップダウンすごいし、未知の距離ってそうなるよね。

私は、最後の7kmは確か高低図では楽だったはずと思って安心してスパートです。
楽だったはずというのは気のせいでした。しっかり見ていれば読み取れたはずだったのだけど、一番の難所は過ぎても平坦な場所は少なく、意外と細かくも厳しい高低差が残ってたのです。

結局は、平地だったら出せたのかもしれなかったなあという速度をことごとくの場面で発揮できず。昨年の三田で出したPBをギリギリ更新できずに終わりました。

ちなみにKさんはその後失速してしまったようで相当悔しがっていました。
いやでも初ハーフで時間制限とか余裕でクリアしてて凄いのではと思ったのだけど、やっぱり終盤に力尽きたり、歩いてしまった場面があると、心に残るんですよね(地獄のかすみがうら2024が脳裏に)

地元で頑張る感。参加者はほどほどでも知名度は実は高い。


なかなかの高低差
富岡マラソン名物、すき焼きセット(肉を除く)


さて今回を通じて痛感したことがありまして、私の使ってるガーミンの性能の問題です。なんとこいつ、衛星1個しか掴まないらしい。
街路樹の多い公園でなんとなくそんな気はしていて、今回の富岡も最初は大会の方が距離をきっちり測れてなかったのかなと思ってたのですが、走行経路をよくよく見てみるとスタートから計測開始までの間、衛星を掴めない区間があって、それで距離不足になってました。

スタート地点で衛星を掴んでいない…

上位機種を持っている人の記録を見たらきっちり距離出てたので、これは時計の問題かと。そんなわけで、次のセールを待って買い替えの決意に至るのでした。
自分の走りがより細かく数値化されるのはオタク的にも楽しいので。

東京・赤羽ハーフマラソン

年は明けて1月18日。荒川河川敷の野球場をスタートして堤防や河川敷を走る陸連公認コースです。
同じコースは他の色んな大会でも使われていて、よく混同されたり、間違ってエントリーとかされるらしい。私も間違ってないか何度も確認しました。
前の週にやっていた東京ニューイヤーハーフマラソンはものすごく盛り上がってたのですけど、今回はそこまででもなく。でもまあ東京は人間が来訪しやすかったり、人間がそもそも多いので、やっぱり人は多かったです。

荒川

今回は一人遠征。最寄駅まで車で、そこから電車に乗って、走り終わったらさっさと返ってくるプラン。もう公認コースに記録を残しに行くだけみたいな感覚で行きました。

マラソン大会特有のお祭り感はあまりないけれど、競技会的な雰囲気に加えて、運営もしっかりしてて、やっぱりなんだかんだで楽しめました。

コースはほとんど高低差なく、行って帰るだけの折り返しルート。3ウェーブにスタートを分けてくれていた(私は第2ウェーブ)ので、スタート時以外は混雑で困ることもあまりありませんでした。
先頭の陸連公認の人たちは大学生の選手がたくさん居ました。国士舘の人たちとかが来てたかな? そんで、今回参加しないチームメイトと思われる若い人たちや、あるいは高校生っぽい人たちが、給水所でコップに水入れたり、励ましの声かけしてくれたりしました。
住宅地や沿道から応援されるのも楽しいけど、これはこれで楽しい!

給水所で「俺多分、今日一日で『コップに水を入れる能力』が相当上がったぜ」とかチームメイトに話してる子を見て、面白くなってました。

目標タイムは110分。平均ペースは5分12秒ということになります。
風は弱かったので無視しても大丈夫なぐらいではあったけど、一応後半が追い風で、これも私のスタイルに合ってます。
序盤を5分25秒~5分30秒に抑え、8kmあたりから少しずつ上げて、折り返してからは4分台をキープして、最後の3kmは余力があればさらに上げる、というプランにしました。

スタート後、やっぱりいつものように先へ行く人がたくさん。

「いま先に行ってる人たち、この人たちのうち少なくとも半分以上を後半でまくる!」
この気持ちでプラン通りの走りをやっていきます。富岡の時よりペースはだいぶ速いけど。

7km地点で折り返してきた先頭の選手とすれ違いました。さすがに速いですね。
えっ、というか速すぎない?
7km地点での私のタイムはスタートロス込みで38分41秒(キロ5分30秒弱)。先頭の選手はスタートロス0だろうから、残り7km地点つまりおよそ14.1kmを同じタイムで走っていることに。キロ2分45秒!? 57分台でゴール!? 日本記録より速い!?
と思ったのですが、ウェーブスタートだったので、前の人たちは5分早くスタートしているのでした。いま計算するとキロ3分6秒のペースですね。普通に人間離れした人間のタイムだった。優勝タイムは1時間3分台だったので、あそこからさらに後続をぶっちぎってたのか。

速い人のことはおいといて。

私の方はというと
結果、最後のスパートはできなかったけれど、おおむねプラン通りに走れました。


終盤粘れてる!

スタートロスが77秒で、グロスタイムが1時間50分40秒。ネットタイムは1時間49分33秒です。公式記録になるのはグロスの方ではあるのだけど、ただの市民ランナーなのでそこは厳密に考えずともいいやということで、ハーフ110分切り達成ということで。
達成感はあったのですが、めちゃくちゃ体力使ってへとへとだったので、とにかく何か食べて早く帰ろうと思って駅へ向かいました。

迷子になりました。
ふらふらすぎるやろ。いや、方向音痴は元からか。

OK横町を通り抜けてるとき、「さっき走ってきました」みたいな格好のままテラス席でぐびぐび飲んでる人たちを見て、いやあ元気だなあと。
私は元気ではないので、酒類と縁遠い感じの飲食店へ向かわねばと歩いていきました。駅近のビルに入っている飲食店、全ての店に行列ができていました。
そう、お昼時のうえ、ここは東京です。人間が多すぎる。

諦めてコンビニで大きめのおにぎりを買い、グリーン車に乗って栄養リカバリーという形になりました。これはこれで優雅で良いですね。

買ったことのなかったコンビニの大きなおにぎり

深谷シティハーフマラソン

2月22日、世間は猫の日ですが、私はマラソンです。
翌々週にフルマラソンを控えているというのに申し込んでしまいました。
近いし盛り上がるし、富岡で一緒に出たKさんとまた一緒に走れるし。
まあ実は申し込んだ時には3週間後がフルだと思い込んでいたんですよね。あまりテンションが大丈夫ではない。

それはそれとして、申し込んだ以上は無茶はせずとも力は出し切って、ちゃんと楽しんでこようと思いました。

1月末頃から持病の低体温症が悪化していて体重が増えていたり、前日の睡眠がいまいちだったり、朝飲まないといけない薬を飲み忘れて途中で一度家に帰ったり、車にタグを置き忘れて取りに戻ったり、会場でも朝排便失敗して結局腹に一物抱えたまま走って腹痛になったりと色々あったのだけど、晴天に恵まれたのと、コースの平坦さ、沿道の応援に恵まれて、どうにかこうにか怪我することもなく富岡よりは良いタイムでフィニッシュできました。

際どいタイミングでトイレに行ってしまったので最後尾スタートだったのですが、道路が広かったのでスタートロスは意外と少なく1分59秒。
スタート地点でワイナイナさんを見ました。

今回は神経質なペース管理をあえて放棄して、ごく普通に前半は無理なく抑え、後半は行ける限り行く、みたいな心理的負担の少ない配分でやってみました。
結果からすると、後半上げきれず&終盤粘りきれずという感じで、やっぱり時計ちゃんと見てペース管理した方がいいみたい。

10kmの給水所で持病の頓服薬を飲む予定だったのだけど、ウエストポーチの隙間みたいなところに引っかかって、コースの脇に退いて50秒ぐらい探し続けるみたいなロスをやらかしました。
ポーチの中身を取り出すときの、どこに何があってどうのこうのみたいなのをちゃんと事前に整理整頓してないとこういうことをやらかすと教訓になりました。

最後尾スタートしてしまったので、先に行った人をあとで抜く、なんてことは今回はありません。最初から抜いてばっかりです。
道はとても良いのだけど、参加人数が本当に多くて、人が途切れる場面が最後までなかったです。だいぶジグザグに走る羽目になりました。

気温はこの時期にしてはかなり高く、かなりカラカラになりました。給水あと2つぐらい多く置いてくれれば助かったのになあと思いつつも、これは運営の負担が相当増えることなので仕方ない。例年の気温だと大丈夫なところのはずですからね。

中盤からペースを持ち上げきれず


私がひーこら言いながらフィニッシュして4分後にKさんもゴール。グロスでも2時間切り達成で自分のことのように嬉しいです。

ちなみに、弊社とKさんのいる会社と両方つきあいある会社にSさんというこれまた市民ランナーが居て(この人は別に元実業団とかではないけど、富士登山競走とか出ちゃうばけもん)、6km地点のところで応援してくれました。私まったく気づかなかったのだけど、Kさんはちゃんと気づいたらしい。
今回の主役はKさんだね。

大会自体も、深谷の町の規模からするとものすごい盛り上がりで、出店には野菜直売所とか色々ありました。参加賞のTシャツとは別に、完走した人には煮ぼうとう一杯プレゼントです。
煮ぼうとうは渋沢栄一が帰郷のたびに食べていたと言われている深谷名物で、山梨のほうとうとは違う、野菜がたっぷり入った平べったいうどん(コシがある)です。渋沢栄一生家近くの煮ぼうとう屋さんでは安くて美味しいものが食べられます。
今回は希望者には大量のねぎトッピングサービスもありました。最高。

煮ぼうとう

3レース申し込んで

・よかったこと

意識をランニングから切らさないようなモチベーションを保てた。
特にレースになると、同じ趣味の人々が多く居ることを定期的に実感できるのでよかった。
毎週とかではないので、ダレることもなかった。
結果が出た!


・よくなかったこと
レースに向けての調整を頻繁にすることによって、一番の課題であるはずのポイント練習の回数を抑えないといけないという機会損失があった。
ハーフをもってロング走にあてるという感じになってしまい、30kmロング走が1回しかできなかった。



さて、次の目標は静岡マラソンです。
もう調整期間に入りました。作戦そのものはぐんまマラソンの時とだいたい同じで、この冬の練習で全体的な底上げが出来ていることを信じつつ頑張ります。

11月3日のぐんまマラソンにて、市民ランナーとして復活した自覚を得た

大宮部屋の大宮です。お世話になっております。
11月3日のぐんまマラソンに出場してきました。今シーズン一発目の大会がフルです。

まずは結果からドン!

サブ5で御の字と思っていた大会で、まさかの好結果
1月から8月末まで

大宮はちょっとした高難易度の資格試験に取り組んでいました。
難易度的に本来は1年半かけるつもりだったのですが「1回目を最初から諦めてかかるとは何事か」みたいな気合いの入り方をしてしまった結果、VRを休み、ランニングも休み、ひたすらお勉強という日々を過ごしていました。

前回のかすみがうらマラソンレポの時に「太った」の章で書いたように、脳が糖分を求めると、普段は見向きもしない甘い物に手が伸びてしまうんですよね。
精神状態も悪く、試験には1年目にしてはそこそこ健闘したと言えるような結果は出したものの当然不合格。

このままさらに1年続けるとなると、いまVRCをはじめとして遊んでくれている貴重な友人との関係や、せっかく始めたマラソンの習慣、そして心身の健康をも失いかねません。
結局、生き方とかを色々と考えた末にそちらの方はやめることにしました。
残った知識はちょっとだけ自分が生きるのに役に立ってそうです。
でもまあ、色々考えたところでそもそも生き方へたくそなんですけどね!

9月から当日

失った習慣を取り戻すのはとても大変でした。
まずは精神回復のためにVRCで遊んだり、イベントに出たりというところは戻せました。
ジョギングも、回数は元通りとまでは行かないまでもどうにか戻ってきました。

あすけんは戻し切れていないです。変な食事をしなくなってから自然な体重減少はあったものの、そろそろ復活させて体重管理をしていかないといけないなと思っています。

結局10月は帰省を含む仕事外の用事も多く、予想通りではあったのですが、練習不足のまま11月3日当日まで行くことになってしまいました。

ただその中で、ランの回数よりも重視した習慣回復として、ストレッチがありました。
とにかく怪我をしてたまるかという気持ちです。結果として、これが止まらずに完走できた要因になったのかなと思っています。

内容はオガトレの20分動画。わりと下半身や股関節寄りなので重宝しています。
おかげさまで私、今回も含めてマラソンで足を攣ったことがありません。体質とか栄養の問題もあるんでしょうけど。

当日

前回は諸々不安を抱えていたのですが、今回は随分と気楽に臨めました。まあ、完走が目標でサブ5がエクストラ目標の気持ちですからね。
睡眠時間も十分取れて、満を持して当日です。
予報は晴れ時々曇りで降水確率は20%、気温は最低9℃で最高18℃。コンディションとしてはかなり良いです。加えて今回は9時スタート。4月下旬開催で10時スタートするかすみがうらマラソンに比べると、暑さはかなりマシな状態で走れそうです。

ところがどっこい、会場までの送迎が出る駐車場に着いたところでまさかの冷たい雨!
念のために持っていった100均雨合羽がいきなりの活躍です。

風速は5mぐらいで真冬に比べたらどうということはないのですが、ぐんまの空っ風にこの雨は染みます。念のための装備がファインプレーを生みました。

会場の正田醤油スタジアムはかなりの人数をさばきながらも、スタッフの数もオペレーションも対応も完璧で、きっちりのタイミングでアップすることができました。
このあたりの対応の素晴らしさはかすみがうらマラソンに匹敵します。本当にありがとうございます。
おかげでランナーのみんなも心穏やかに走れていたと思います。間隔ちゃんととって走るのとか、コースもよく考えられているなあと。
私はきっと来年も出ますし、遠方の人は遠征する価値ありますよ!

正田醤油スタジアム、スタート前の曇天
スタート~13.5km

スタートの少し前に雨は止みました。どうやら、羽織っていた100均合羽は最初のエイドでゴミ箱へおさらばです。
私は6つあるブロックの4つめ。前3つが第1ウェーブで、後ろ3つが第2ウェーブ。スタートロスはわずか37秒。ノーストレスな出だしです。

ぜひコース図を見てみてください(リンク切れしてないことを祈る)
https://www.g-marathon.com/course-full/
空っ風は主に北北西もしくは北西から吹きます。ニューイヤー駅伝をよく見る人や、ぐんたまの民のよく知るところです。

私は逆風ならペースは落ちて当たり前、追い風なら力をうまくもらうチャンス。上りはペースは落ちて当たり前、下りは股関節が回転するかぎりは飛ばせ飛ばせ、というのを頭に入れて走っています。あまりにもひどい逆落としなら、すり足小股で膝防御優先をとることもありますが。

てなわけで今回は、最初の5kmは逆風です。たぶんコースの設計者も考えてくれてるんですよね。序盤抑えることで心拍の急激な上昇を抑えて、後半体力がもつように。
続く5kmはスタジアムまで南下。ここで自然に追い風をもらってペースを均します。

これが20km行って20km帰るパターンのコースならまた違った作戦が必要になるんでしょうけど、ぐんまマラソンに関しては風向きは一定で、コースは適度に曲がっていて、そして全体を通してぐるっと回ってきてのゴールだから、このへんの親切設計は楽しいなと思いました。

13.5km地点付近まで緩やかに上りなのですけど、陸橋以外のキツめの登りはほぼなく、なんだか淡々と走れてしまった感じです。

何よりも楽しいのが沿道からの応援、ボランティアの人のテンション高い励まし、そして老人ホームの玄関先に車椅子で出てきて職員さんと一緒に見守ってくれてるおばあちゃんたち。
こういう人たちに積極的に応えたり、なんならこっちから声をかけたりするのがとても楽しい。

13.5kmの最高地点を過ぎれば、30km地点でコースが北に折れるまではずっと緩やかに下り。13.5km地点での疲労感を見て、いけそうならこの区間で稼ごうと決めていました。

13.5km~30km

「下りだーとばせとばせ」とばかりにピッチ190ぐらいでガンガン走っていたのですが、コースが主要国道の左一車線を占拠するような形になっていて、人を抜くときにわりと気を遣いました。パイロンのすぐ隣を普通に自動車が過ぎていく。
まあでもさすがにこの辺りまできたらランナー間が混んでいることもないので、だいぶ楽に走れました。

11時近くなってきて空が晴れてきました。日射しが顔を打ちます。
これがちょうど市街地に戻ってきた頃で、ここからようやく暑さとの戦いになるのかと思うと「市街地で紫外線との市街戦」と一句浮かんだりして顔がにやけてきました。やばいです。脳内で何か出てます。
そんなアホな考えに冷や水を浴びせるように、空が突然曇ったかと思うと大粒の雨が降ってきました。集中豪雨です。ちょうど折り返し地点(21.1km)のところでした。

折り返し地点でのタイムは2時間15分。序盤抑えたし、そもそもサブ4.5は今回は無理だろうと思っていたから、そんなに気になりません。
それよりもこの雨どうなるの。止まないとまじで風邪ENDなんだけど。やばいやばい。
やばいときはとりあえず走るんだ。エイドで給水給食、携行していたジェルや芍薬甘草湯など、作戦通りのタイミングで入れていきます。

22.5km地点からは国道17号の左端を走ります。右側が道路で、右から横風が吹いてきます。体温を奪われる。もしこれが1月のレースだったら低体温になっていた可能性があります。
雨は比較的すぐにあがり、ずぶ濡れの身体はまた出てきた太陽と横風に乾かされることになりました。
本来はここでも飛ばしていくはずだったのですが、この後の難所のことを考えると体力を使い切ることはできませんでした。
幸いながら、まだ自分が十分に走れていたことと、時間経過に伴う気温上昇に助けられました。コースが適度な頻度で右左折してくれたことも、風を一方向から受け続けずに済んで助かりました。コース設定してくれた人たちありがとう。

30km~35.5km

事前からここが最大の難所と思っていました。
風を遮るものがない大通りを北に向かう長い直線。30kmを過ぎて身体にもダメージが来ている。この状況下で空っ風に向かって走るのです。
前半の抑えが効いたのか、日射しの少なさが効いたのか、体力は意外と大丈夫でした。でも大雨で体力は奪われているはずなんだよな。

風速は5~6mぐらいだったと思います。考えてみると、この風だけだったらまあまあ何とかなっていたんじゃないかな。
問題はこのタイミングで、またしても大粒の雨が落ちてきたことでした。
逆風の中で大粒の雨が顔面を打ち、目を直撃します。なんだこの悲惨な突撃は。

私は迷った末にサングラスは携行せずに走っていました。光量が落ちると、日影での足元や木立の中の枝がよく見えなかったり、最悪人と接触とかあったり、純粋に集中力が落ちるんですよね。残念ながら15年前に目の病気を患って以来のディスアドバンテージ。
とはいえサングラス組もこの雨粒では逆に前が見づらくなってたのかもしれませんが。

周囲の人たちが思わず顔を落として腰を沈める様子が見えます。分かる、気持ちは分かるけど、ランニングの姿勢はそうじゃないんだ。逆にダメージ入るし速度も落ちるんだよ。
それを見て私は重心を上げて、雨粒にボコボコにされながら北へ北へと向かいます。どうにかギリギリ、キロ6分台で乗り切り、脚を余らせたまま最後の区間へと向かいました。

35.5km~ゴール

市街地に戻ってきて東に折れたら雨が止みやがりました。気温なんかの条件はよかったとはいえ、難所に雨を被せてくるという気まぐれさはアウトドアスポーツならでは。
沿道の応援も激しくなってきて、私の元気アピールにも気合いが入ります。身体はたぶんボロボロなんですけど、脳で何かが出てるので、とにかく元気です。

37.5km地点あたりから川沿いに降りたり、藤棚みたいなものの下をくぐったり、急坂を登ったりとバリエーションが豊かになってきます。道が狭くなったぶん人の密度が増えてしまったのですが、それでもさすがにスタート直後みたいな密度ではないので走れます。

ぐんまマラソン終盤の難所と言われているらしいのですが、私はこの程度の坂ならば行けますね。富岡や三田の方がえぐい。もっともあっちはハーフで、こっちはフルの最終盤なんですけど。いやでも、でも千葉アクアラインラソン(フル)の終盤の坂、あれも長くてなかなか大変だった。
脳内物質がかつての経験を過剰な自信に変えてくれるので、脚はぐるぐる動きます。この時点でサブ5は確信。サブ4.5はこの後のコースや風次第。ロングスパートです。
タイムだけ見るとネガティブスプリットには失敗しているのですが、後半でかなりの人数を抜いたと思います。

南に折れて県庁前で折り返したところで、ゴールのスタジアムまではずっと北上のルート。風はさらに強くなっていて、残念ながらキロ5分台のペースはここで潰えました。

脚の筋肉の疲労具合は、前回かすみがうらの時に32kmあたりで来た感覚が41kmあたりで来た感じで、一段階失速しながらもどうにか根性でゴール。
グロス、4時間32分49秒。ネット、4時間32分12秒。

ガーミン記録
ガーミン走行記録、抑えた区間やよく粘った区間のタイムを見て思い出す
ゴール後

かつてないほどヘトヘトでした。ちょうど出し切れるようにというプランが効いたのと、風雨のトラブルを乗り越えた安堵感。
ストレッチスペースでしゃがみ込んで靴紐を緩めるまで何分もかかるようなボロボロぶりでした。

ブランクの大きな中、あるいは増えた体重を落とし切れていない中、近い未来にはサブ4するぞーなんてとても言えないところまで私は衰えてしまっていました。
そんな中、過去4回のマラソンの中で2番目に良いタイムでゴールできたのは、様々な要因があっただろうとは思うけれど、経験や作戦や根性の使いどころを考え抜いて、今持ってるものをギリギリまで出せた結果だったのかなと思います。
もちろん、屋外競技でコースも違うし気象条件も違うから単純に比較はできないのだけどね。
あとね、エイドでの歩きながらの給水や給食が上手くなった! これはタイム短縮してそう。

しかしまあ、デビューよりもカムバックの方が嬉しいという気持ちが今回は本当によく分かりました。
ぐんまマラソン、大好きです。来年もきっと出る。そしてできれば近隣のラン仲間を誘って出たい! 近場なのでハードルも低いしね。
フルを次に走るのは来年3月です。それまでには作戦云々というよりも肉体の底上げ(減量と走力)をきっちりやっていこう。

回復食。今回は外食ではなく、自宅で!

次の大会は12月14日の群馬サファリ富岡マラソン(ハーフ)です。サファリパークの横を走るけどサファリパークの中は走りません。
この大会は一昨年、私が10kmの部に初めて出た思い出の大会です。お土産に野菜とかたくさんくれます。
3月に10km走に一緒に出た地元の友人と一緒に出ます。彼はハーフ初体験です。けっこうな起伏なので果たしてどうなるか。

2度目のかすみがうらマラソン 完全燃焼撃沈の記録

ごあいさつ

大宮部屋の大宮です。お世話になっております。

去る4月20日(日)は私の人生3回目のフルマラソンにして同大会2度目の挑戦でした。
かすみがうらマラソンは、スタッフの体制、ボランティアの方々の暖かさ、地元企業やお子さんたちを巻き込んだ地元の盛り上がりやお祭り感、エイドのしっかり感、何をとってもすべてが最高のマラソンでした。
シーズン終盤の暑さや、多忙な時期に重なってしまう危惧からエントリーを躊躇する気持ちもあったのですけれど、いやでもかすみがうらマラソンならと思い。
後述の通り、レースそのものは思い通りとはいかなくて悔しい気持ちもあるのですけれど、怪我もなく完走して気持ちよくシーズンを締めくくれたことが何よりの収穫。
レース直後の気持ちは次回までとっておいて、今回の振り返りにいってみたいとおもいます。

結果

結果はこちら(デデン)

こうやって細かいラップを出してくれるのすごく良い

後半に失速、自己ベストところかサブ4.5すらキープできずに撃沈しています。
とはいえエイド以外では歩いたり止まったりしていないし、1kmラップも8分超えは出していないのでまあ、走れてはいるのですが……

本格的な「あかん」は32km地点と38km地点での失速で、もうこのあたり以降は動こうとしない下半身に対してファイティングポーズ(腰高に構えて腕を振って反動でとにかく脚を出す)の力で走っていた感じでした。

今回の申込時申請タイムはキロ6分であるところの、4時間13分12秒。
コンディション等を加味したら、その次の目標はサブ4.25たる4時間15分。
それが無理でも、千葉アクアラインラソンネットタイム更新である4時間23分42秒。
それが無理でも、どうにかサブ4.5たる4時間30分。

走行中のキツさに応じて目標を定め直して、心が折れるのを防ぎながら走りました。
実際は1つ目標が下がるたびに心バキバキだったのですが、どうにか初参加の時の4時間49分を割り込むのは免れたということで。どうぞひとつ。

前日まで&敗因

今回の敗因は4つあります。うち3つは自分に起因するものなので、巻き返せるものなら巻き返すよう過ごしたいものですが、生活とのバランスもありますからね……

敗因1:練習不足、太った
VRとか飲酒とかヒトカラとかをほぼ休んでいることから、皆様にはなんとなく「大宮、忙しいんだろうな」とは思って頂けてはいるだろうとは思うのですけど、はい、忙しいです。
これは少なくとも9月まで。ヘタすると来年も続きます。

週3のジョグが週1~2に減ってしまいました。その一方で脳をしっかりさせないといけないので、食事は普通の人やあるいはそれよりやや多いぐらいまで摂っていたのです。
なんと体重は昨年12月から4月時点で5kg増!

しかしこれはいけません。運動はするべきです。いくら脳がブドウ糖を欲していてもその場の食べ過ぎは連鎖してしまうし、運動は一時的には時間を食うけれど結果は脳にも良いはずなのです。
目の前の「他を犠牲にしてコレに打ち込んでいる」という充足感に惑わされて運動不足をやらかしたのは本当によくない。今回のフルマラソンの回復には5日かかったので、明日からダイエット再開です。


敗因2:睡眠調整失敗
木曜から早寝早起きを習慣づけようと頑張ったのですが、土曜に盛大に寝坊して、前日夜の就寝に凄まじく苦労しました。
トータルの睡眠時間はたぶん足りていたのだけど、前日睡眠不足という状態を引きずったのは本当に良くない。
これは特に暑さで軽く朦朧としてきたときに、ダブル眠気のような形で襲ってきて、レース運びの足を引っ張ったと思っています。


敗因3:鼻血
金曜の昼から、いつもの右キーゼルバッハ部位からの出血が継続してありました。
結局断続的に当日朝まで続き、レース中も止血用ティッシュをポケットに入れての戦いになりました。これがかなりの不安でした。出血が止まらなければDNFになってしまうのだけど、ダラダラと出たり止まったりならどう対処すればいいのだろうと。
結局は水を被ったときに鼻や喉から血の味(かさぶたの溶けた味)がする程度で出血はなかったのですけど、盛大に噴いていたら大変です。

貧血傾向はないので血液不足そのものは大丈夫なのですけど、前日から当日朝にかけてだいぶ血の塊を飲んでいたようで、このあたりも胃がすっきりしない気持ち悪さに繋がっていました。


敗因4:気象条件
これが一番きつかった。
もちろんこればかりはみんなに共通なのですが、自分にとっては普段から「雨が降り出す少し前の湿気の圧力」が普段からつらいというところもあったり。

そして、日差しこそないものの24℃の気温に加えて強い湿気、さらには6m程度の強い西風(時々風が巻いてきて変則的になる)という条件が追い打ちでした。
これぞフルマラソン。何が起こるのか分からない。


まあ、このように敗因を考えればすぐにでも思いつくように、負けに不思議の負けはないのです。勝ちに不思議の勝ちがあると思えるのは、それはいつの間にか力が付いていたのか、あるいは天運かなのでしょう。

当日朝

今回は電車移動を最初は考えていたのですが、結局自動車にしました。山手線・京浜東北線が工事している中、上野経由は怖すぎる。上野東京ラインがどこかで止まったら巻き添えアウトで開場に間に合いません。
車なら東京を経由しなくていいので、多少高く付くし運転の負担もあるけど、やっぱりこちらの方が安全かなと。

駐車場・シャトルバスを経て会場入り。今回は2回目なので迷いません。
まだ時間帯が早いので太陽からの暴力的な輻射熱もなく、天気も曇りで風も比較的穏やかに吹き、このままのコンディションなら最高だなと思っていました。

そしてスタート時刻の9時50分が近づいてきました。去年も思ったけど遅くない? 大抵の大会って9時だよね? 土浦は東京から遠いからなのかしら。
そしていきなりもうやばいです。この時点で湿気と太陽が牙をむき始めました。
周囲の人が「できることなら途中でにわか雨ほしいよね」と言ってたのに、心の中でせやせやと頷きます。

スタート地点
スタート~21.1kmまで

スタートロスは1分46秒。上々です。広い道路であったこともあり、ランナーの間隔もみんな慣れたもので、とてもスムーズでした。

私は初めての第2ウェーブということで周囲の速い人につられないように慎重に入りました。サブ4ランナーが周りにはごろごろいるはずなのです。

私のモットーは自然に逆らわず、自然を生かした走り。地球惑星物理学走法です。今さっき名付けました。
なんやねんそれはとお思いでしょうが、要は

・登り坂は小幅、腕振りは上下寄り、ペースは落とす、体は地面に垂直
・下り坂は高速回転、腕振りは過剰にせずフラット、体は地面に垂直に突っ込め、ペースは上げる
・追い風は腰高で、ピッチを変えずに無意識にストライドが伸びる、スピードをもらう
・向かい風でも腰高は変えず、傷めたり体が沈むぐらいなら押し戻されても構わん

というのを、小さな斜度、少しの風でも実践するというのをやっています。
自動車の運転の場合は登り坂でアクセル踏みますよね?(渋滞の防止)
でもランニングでそれやると体力もっていかれるんです。だから地形や風には逆らわない。

そんなわけで、台地上にあがって、細かいアップダウンをさばきながらしばらくまでは上々の立ち上がりかと思えていたのです。
ところが、走行中に異変に気づきます。妙に疲労のペースが早い。
ペースはキロ5分台ではあるものの、気持ち的には6分15秒ぐらいです。追い風が強いのでそのまま反映させているだけ。普段のジョグでもこんな強い追い風ならこれぐらいの速度は出る(むしろもっと出る)わけですが、ガーミンの心拍を見たら166という数値が出ています。明らかにオーバーです。普段はこうならない。

寝不足や鼻血、あるいはスタート前の糖分不足を疑ったのですが、どうもそういうわけでもなかったみたいで、最大の要素は暑さでした。喉が渇く渇く。
雲の向こうからも照りつけてくる凶悪な太陽。ぐんぐん上がる気温と湿度、そして序盤はまばらな給水所、さらには「追い風に乗る」とはすなわち「主観的には無風」ということを意味します。風によって体が冷えないのです。
私的にはこのときの体温調整失敗が最後まで尾を引いたと考えています。

21.1km地点の通過タイムはネットタイムで2時間5分3秒。これまでのどの大会よりも速いです。しかし私の脚と腿はこの時点で撃沈を予感していました。

21.1kmから32kmエイドまで

ハーフ地点を過ぎてすぐに、東へ向かっていたコースは一旦少し南下して西へ折れます。そして同時に私の心も折れます。
心拍・体温上昇と引き換えにこれまで私の体を前に進めてくれていた6mの西風が、今度は強い向かい風となって牙を剥いてくるわけです。

「涼しくなった!」「いけるいける!」「残りは平坦!」と自分に言い聞かせます。自分に、言い聞かせ、ます! 自分に言い聞かせます! なんなら周囲に向かっても叫びます(うるせえ)

その気持ちを挫くように、吹き付ける風は湖の湿気を含んで鉛のように重く、時々巻くように吹いては木の枝から針葉樹の葉っぱを私の顔面や靴の隙間に落としてきてきやがります(一度靴脱いではき直した方がよかったのかもしれない)

コースは平坦ではあるのですが、道路は補修跡だらけでその一つ一つにいちいち足を取られそうになります。去年はこれすら気にならないぐらいヘトヘトで歩いたりしてたもんなあ。

それでも気持ち的にはキロ6ちょっとのつもりで走っているのですが、ここは強風のえげつなさ。押し戻されるだけではなくて体力まで奪われていきます。

32kmのエイドでチョコレートとバナナを押し込みながら、自己記録更新はかなり厳しいと自覚し、怪我なく走りきる気持ちで失速を許容しました。

32km~38km~ゴール

35km地点の神エイドこと、茨城が誇るスーパーマーケット・カスミさんが出してくれるおしるこを頂き、元気を取り戻します。
38km地点あたりまではまだ4時間半切りいけるかもしれないと思っていたのですが、ここでまたさらに失速。

腰より下の感覚が怪しい状態で腕を振って、とにかく身についているフォームで走る。ピッチは結局ずっと通して走っている限りは186spmを保てていたので、脚が全然持ち上がっていなかったのでしょう。実際、路面の補修跡につまづいたりしたし。

周囲で歩いている人、歩いてはまた走る人、道路脇に寄ったかと思ったら嘔吐する人、救急車で運ばれる人。ああ、今年のかすみがうらも地獄か。
いや、私たちを抜いて走り去ってく人にとってはたぶん違うんだよな。アクアラインラソンの時は私が抜く側だった。
いやいやでも、この区間で私を抜いていく人は今回もほぼ居ないぞ。今回のコンディション、実は後半型ランナーにとっては相当厳しかったのでは。

川内優輝さんの優勝インタビューでも「前半ある程度速めのペースで入って後半向かい風になることが分かっていた。前半しっかりやって後半粘る。そういうレースをしようと思っていた」って言及されてたし。結局はここで大失速しない粘りこそが勝負だったのではないのだろうか。
レースプラン、どうすべきだったのかはちょっと分からないところですね。

ガーミン記録。昨年ほどではないものの失速が見てとれる。
失速もさることながら、折り返し後に面白いように風に戻されている
ゴール後

過去最も疲れたレースになりました。芝生に寝転んで5分ぐらい動けず。靴紐をほどく器用さを取り戻すのにも時間がかかり、下半身のしびれもなかなか抜けず。
アーリーエントリーでもらった引換券でフランクフルト2本を買い、リラックス用のウォーキングシューズに履き替えて会場を後にしました。

運転はさほどしんどくなかった。高速は途中で降りてちょっと評判の良いとんかつ屋さんに寄り道しました。

とんかつ美味しかった
総評、この後

まずは敗因1の体重増加と練習不足。これですね。
こればかりは原因も対処方法もはっきりしてる。他の事物と両立できるかというと怪しいけど。

睡眠は体質だからある程度は仕方ないにしても、もう少し「大事な日」意識を持てればという気持ちではある。鼻血の方は生理現象だからなあ。これは運なのだろうか。

何はともあれ、フルマラソンは何度走っても格別なものです。終盤やゴール後は落ち込んでいたれど、フル完走の特別感はやはり何者にも替えがたい。


さて、これでマラソンのシーズンはオフ。次の目標は11月3日のぐんまマラソンです。
11月上旬だから空っ風は全然本格的ではないはず。コースもぐるりと回る形だから吹いたとしても今回よりもマシになるはず。たぶん。
夏の過ごし方を考えないとなあ。