脳がぐにゃぐにゃしておる。
ここ10年ぐらいずっと考えている。
共感してくれる人、いるのだろうか。
竹馬に乗ったAさんと裸足のBさんが居て、ともに先へ進もうとしている。足元は柔らかな土とトゲトゲの針山が混在していて、Bさんが針を避けて進むには大回りしなければならない。
「難しく考えずにまっすぐ進めばいいんだよ」とAさんはBさんの手を引こうとする。
Bさんが装備や地面を見られてなければ大怪我をするし、Aさんが装備や地面を見られてなければBさんの行動が不可解に見える。
悲劇やすれ違いを防いだり、失敗から学んだりするためには、双方が状況の観察能力を鍛える必要がある。
聡明な指導者は学習者を細かく観察して装備を調えさせたり危険を回避させたりリスクリワードを提示できたりする者。
賢明な学習者は自らの装備を鑑みて最適路を考え、指導者の自らに対する解像度を察知して取れるリスクを定量化できる者である。