大宮部屋ブログ

VR大好き大宮部屋です

VR技術者認定試験を受けてきた話

ブログを置いたものの記事が少なくてあんまりなので、かなり前の出来事(7月13日)ですが書き留めておきます。

発端は6月15日、くらすたーちゃんのライブで盛り上がって大いに楽しんだ後にTwitterを覗いてみたら、なんだか都会のVRインテリゲンチアたちが楽しそうに「VR技術者認定講習会」とやらのレポートを上げていたのです。
それがあまりに面白そうで、己のアンテナの低まりを悔やみつつオフィシャルのページを閲覧したら、講習は終わったけれど認定試験なるものがあるではないですか。
https://vrsj.org/events/seminar/
これ幸いと後先考えず申し込み、教科書を購入したのでした。

資格試験、いや学校の受験や定期テストなどを振り返ってみても、「試験」はとても良いものです。会場のひりつくような緊張感、勉強した成果をぶつけられる勝負事、そしてギリギリで気まぐれに効いてくる運。
若い頃に試験を楽しむメンタルを手に入れた後遺症か、いい歳をこいてしまってからも、一種の射幸心をもたらしてくれる勝負事としてこういう機会を持つようにしてしまっています。
勝負事といえばスポーツやコンテストやギャンブルもあるのだけれど、ペーパーテストはどうやら自分向きみたいです。

受験したのは「VR技術者認定試験(セオリーコース)」
教科書「バーチャルリアリティ学」の1~4章に相当する部分が試験範囲となっているテストです。
思わぬ収穫としては、教科書の内容が存外に面白かったこと。試験抜きで読み物として買っても全然後悔しなかっただろうと言える内容でした。

試験の難易度は、はっきり言って楽勝でした。教科書の内容からするともっとずっと難しくすることは出来るはずなのだけれど、問題の方は毎回過去問の使い回しが多いし、マークシート方式で少し理屈を考えれば解ける問題なんかも多かったですし、何より6割取れた人はみんな合格という大甘のボーダーです。
歴史の浅い民間資格なのだから、まずは有資格者を増やしておいて資格試験と団体自体を存続させ、いずれVR全盛の時代が来たら需要に応じて難化させるという腹づもりかもしれません。会計や法律の資格も昔は簡単だったらしいし。その頃にこの資格が権威を持っているかというとかなり怪しいものですが。

さて資格そのものの価値はどうかというと、未だマイナー分野の資格なので実用性は当然ながらほぼ皆無です。
ただ、とても若い学生さんがプロフィールに書いて自分のポートフォリオの一部として活動してゆくのならば、一片の箔にはなるのかもしれません。実際、それで活躍している学生さんを1名観測しています。
大半の人にとっては、この教科書と試験勉強を通じて得た知識の方が役に立つことでしょう。少なくとも私にとっては、教科書代と受験料に見合うだけのリターンはありました。

私にとって役立った点をいくつか挙げますと

VR趣味における知識の整理になった
VR体験のどういう要素が「VR」たらしめているのか等を理屈で解釈しやすくなりました。体験に理屈を求めたがる元インテリ崩れには快感です。

・話のネタになりそう
今のところは使えてませんが。

・試験勉強を通じてストレスが解消した
教科書にマーカー引きつつ読む(もっと定着目指すならノートに板書みたいな感じで要点を書き出すのだけど、今回は時間の都合で) → 過去問1周ちょっとやる
というごく普通の勉強方法を採ったのですけど、目に見えて上達しづらい趣味の世界とは違って点数が出るのでストレスの解消になりました。

・試験後にオフ会をした
Nakaさんとは何度も会っている仲ではあるのですが、今回うぃすきーさんに会えたのはとてもよかったです。VRCで初期からずっと会って居ながら、1年以上越しの初対面でした。
3人でまるで模試後の中高生のように試験範囲の用語を使って会話するのは青春じみていてとても良かったです。

・近所のココスに行けるようになった
環境を変えると勉強がはかどるのでファミレスでの勉強を何度かやってました。会社最寄りのココスは2年前に社長に激詰め説教されて以来トラウマがきつくて入店できなかったのですが、勉強という明確な目的で押し切ってみたら入ることができました。


今回は「セオリーコース」だったのですけれど、教科書後半部にあたる「アプリケーションコース」の講習と試験も実施予定だそうです。まだ日程出てないんですよね。
次回は講習にも参加したいですね。ただ、財布とはかなりシビアな相談になりそうですが。


文章を書く練習を兼ねて、また近々振り返り日記的なものを書こうと思います。